hoshii, hossuru, yoku [欲]の意味

ほしい、ほっする、ヨク
Romaji: hoshii, hossuru, yoku N3

欲とは何か?

翻訳と意味

望む気持ち、欲求

定義

他のものを得たい、満たしたいと願う心や衝動のこと。物や状態・感情・行為などを求める心理的な働き。

タイプ

名詞・接尾辞(〜欲)・サ変動詞の語幹(欲する)

書き順

意味

  • 強い望みや欲求。個人が何かを求める内的な力。
  • 語尾や接尾辞として用いられ、特定の種類の欲求を表す(例:食欲、性欲、好奇心の「欲」)。
  • しばしば道徳的評価を伴い、過度だと「貪欲」や「欲が深い」と否定的に捉えられる。

語源

音読み「ヨク」は中国語由来の漢語音で、日本語には漢字伝来とともに音が取り入れられた借用音である。

由来

古代中国で成立した漢字語として用いられ、漢字の伝来を通じて日本語の語彙になった。日本の古典資料にも早期から登場する。

構成

  • 「谷」:上部の構成要素。形から音や意味を補助する要素として働く。
  • 「欠」:下部の構成要素。口を開ける形を表し、欠ける・求める動作を示す象形的要素。
  • 両者が結びついて、何かを求める・満たされない状態に関連する意味を表す文字になる。

用法

日常語から書き言葉まで広く用いられる。口語では主に形容詞的に「ほしい」として使う。文語・硬い表現や書き言葉では「欲する」を用いることが多い。例:
  • ほしい(口語)— 新しい靴がほしい。
  • 欲する(文語的・書き言葉)— 安定を欲する傾向が見られる。
  • 〜欲(接尾辞)— 食欲が戻った/知識欲が強い。
それぞれの用法で語感が変わり、口語の「ほしい」は直接的な願望、書き言葉の「欲する」は客観的・抽象的な表現になる。
💡 ヒント
「谷(たに)の中であくび(欠)をしてもっと欲しがる」イメージを結びつけると字形と意味を覚えやすい。

関連語

  • 欲望 — 強い望み、欲求の総称。
  • 望み — 願いや期待、やや穏やかな語。
  • 無欲 — 欲がないこと、対義語。
  • 満足 — 欲が満たされた状態、対義的概念。
欲