hekieki [辟易]の意味

辟易
へきえき
Romaji: hekieki N1

辟易とは何か?

翻訳と意味

たじろぐ、しりごみする

定義

相手や状況の勢いに圧されて退くこと。または同じことが続いて嫌気が差し、困惑・うんざりする状態になること。

タイプ

自動詞(サ変動詞的用法を含む)、名詞的用法あり

書き順

意味

  • 勢いや攻勢に押されて後退する、しりごみすること(物理的・比喩的な後退)。
  • 繰り返される事柄や望ましくない状況に対して嫌気がさし、困っている・まいっている状態になること。

語源

漢語として中国語起源の語が音読みで受容されたもの。音読みの形で日本語に取り入れられ、漢文・漢学の文脈で用いられてきた。

由来

古典中国語に起源をもち、漢籍や漢文訓読を通じて日本語に伝わり用いられてきた語。

構成

  • 辟(へき): 退く・避けることを表す字。
  • 易(えき): 変わりやすさ・移動を示す要素を持つ字(音・意味の両面で用いられる)。
  • 合わせて、圧力により退く・しりごみするという意味を表す表現になる。

用法

  • 改まった文語・新聞語:客観的に圧力や事情に押されて後退することを表す。例)『相手の巧みな主張に辟易した』。
  • 日常会話(やや硬め):人や事象にうんざりしている気持ちを表す。例)『毎日の残業に辟易しているよ』。
  • 口語(くだけた言い方の代替):よりくだけて言う場合は「尻込みする」「うんざりする」を用いることが多い。例)『その要求には正直辟易だ』。説明:多くは「〜に辟易する」という形で使われ、相手や事柄に対する抵抗感・疲弊感を示す。
💡 ヒント
『辟』は「避ける」と見立て、『易』は動くことを連想すると覚えやすい。勢いに押されて『避けて動く=辟易』とイメージすると定着しやすい。

関連語

  • 尻込みする — ためらって後ずさりする。
  • たじろぐ — 驚きや恐れで一歩退く。
  • うんざりする — 繰り返しや不快で嫌気が差す(意味上の近似)。
  • 対義語:立ち向かう — 押されずに向き合う。
辟易